世界一高いバイオリン『ストラディバリウス』の為にイタリアの道路が封鎖される!!?

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  • 最終更新日:2019年03月11日
  • kojiii
ストラディバリウスの為に道路封鎖の大事件!

イタリアのクレモナにある『ストラディバリウス博物館』世界で最も高額で、価値のあるバイオリンを展示するこの博物館では、ストラディバリウスを録音し、その素晴らしい音色を世界中の人に聞かせるためのプロジェクトが現在進行中です。

世界一のバイオリン「ストラディバリウス」を単に展示しておくのはあまりに勿体無いという事で開始されたこのプロジェクト。億をあっさり超える値段がつく世界最高峰の名器であるため、イタリアでは道路を封鎖してまでストラディバリウスが持つ真の音色を録音しようとする一大事業となりました。

ストラディバリウス演奏録音

今回のプロジェクトの目玉はなんと言ってもストラディバリウスの演奏をハイレゾで録音する企画という事で、ストラディバリウスの音色を邪魔する雑音と呼べるものは一切無くす方向で進められています。

ハイレゾ録音とは

今回の録音は最新技術のハイレゾ録音が行われます。普通のCDは人間が聞こえるという20ヘルツから2万ヘルツまでの範囲しか録音しません。倍音といわれる人の耳に聞こえない物はカットしています。

それに対してハイレゾ録音は聞こえる範囲以外の周波数も含めて録音します。出来るだけ自然の音に近い形で録音できるため、良く聴くとその臨場感は似て非なるものとなるわけです。

完全な静寂を求めて

録音はストラディバリウス博物館内にある小ホールで行なわれています。録音する日は会館の休みの日・演奏者との予定が一致した日となっています。

博物館の全ての空調を止めるのは勿論の事、博物館の出入りも禁止。しかも、博物館の周辺一体の道路も閉鎖し、車の音や振動までも止め、完全な静寂を作り出し演奏録音が進められています。

録音中は道路は封鎖、音も出してはいけないと言う信じられない状況が1ヶ月も続いているそうで、博物館周辺の住民にとっては非常に迷惑な話だと思っていました。

周辺住民の反応

さぞや周辺住民は怒っているかと思いきや「クレモナの誇り」とか「ストラディバリウスのためだから」と肯定する住民ばかり。ストラディバリウスの製作者ストラディバリが街のみんなに現在でもいかに尊敬され、いかに愛されているかを物語っています。

ストラディバリウスの音色

世界で最も有名なバイオリン「ストラディバリウス」の音色は素晴らしく、独特のものがあります。ストラディバリウスだからこそ奏でる事ができる音色を永久に残すためにこのプロジェクトは始まり、ストラディバリウスではない数多あるバイオリンではこのような大掛かりなプロジェクトは実現しなかったと言えます。

プロジェクト代表者の見解

プロジェクト代表者レオナルド・テデッシ氏は次のように語っています。

「現在素晴らしい楽器の素晴らしい音色に触れられるのは1部のエリートのみ。それをより多くの人の手に届くものにしたいのです」

「世界中どこでも誰でもストラディバリウスの最高の音色を楽しんでもらえるようにしたい」

まとめ

今回進めているプロジェクトは多くのファンに歓迎される事でしょう。クレモナのみなさんの力添えもあり実現するものです。どうか最後まで無事に終わるように願ってやみません。

ストラディバリウス、誰しもがあこがれる夢の楽器です。それが、今そこで実際に弾いているように家にいながら聞けるのですから実現したら凄いものになるでしょう。

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