台湾「九份」魅惑の千と千尋の世界!!
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- 最終更新日:2017年10月18日

ジブリ映画の代表作『千と千尋の神隠し』(2001年 宮崎駿監督)
日本歴代興行収入第1位!!興行収入は308億円!を達成した日本の誇る長編アニメ映画です。そのモデルと噂され脚光を浴びているのが「台湾/九份」!!
山間の街に伝統的な建物が軒並み、ノスタルジックな雰囲気がまさにジブリ映画そのもの!
そんな今、話題沸騰の「台湾/九份」へ行ってきました!!
『千と千尋の神隠し』が好きな方!ジブリの世界観を体感したい方必見です!!
映画『千と千尋の神隠し』
2001年7月20日公開。
日本歴代興行収入第1位!!興行収入は308億円!
※2017年現在もこの記録は塗り替えられていません
- ベルリン国際映画祭金熊賞/アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞。
- “21世紀の偉大な映画ベスト100”(2016年イギリスBBC主催)第4位。
- “アメリカが発表した日本アニメ映画ランキング”(2017年)第2位。
あの話題作「君の名は。」や「アナと雪の女王」をも上回る『千と千尋の神隠し』。
日本の映画史に残る作品を生み出した「九份」とはいったいどんな場所なのか、宮崎駿監督は何を見てインスピレーションを感じたのか、気になりますよね。
そんな方におすすめの「台湾/九份」の魅力をご紹介いたします。
台湾『九份(ジォウフェン)』について
- 台湾北部の山間の街。台北から九份までは約40km。
- 19世紀末に金の採掘が開始され日本統治時代、藤田組により町が発展。
- 路地や石畳などその面影が色濃く残っている。
- 1971年には金鉱が閉山したことをきっかけに急速に衰退。
- 1989年映画『悲情城市』(1989年侯孝賢監督)が公開され、九份の街並みが台湾でブームになり再び活気を取り戻す。
- 2001年映画『千と千尋の神隠し』(2001年 宮崎駿監督)でジブリの世界観が味わえる町日本人観光客に人気スポットとなる。
中国の街並みと日本統治時代の雰囲気をあわせ持つ独特の雰囲気が魅力となっています。
今や台湾を代表する観光地として有名な九份ですが、豊かな自然の景観も素晴らしいのでぜひ足を運んでください。
「九份」へのおすすめアクセス!!
九份への行き方!交通機関・値段・時間ご紹介します。
直通バス
(忠孝復興駅→九份老街)片道115元(約400円)台北~約1時間半
鉄道+バス
台鉄(台北駅→瑞芳駅)76元(約266円)40~60分。
バス(瑞芳駅→九份老街)15元(約53円)約10分。
鉄道+タクシー
台鉄(台北駅→瑞芳駅)76元(約266円)40~60分。
タクシー(瑞芳駅→九份老街)200元(約700円)約10分。
タクシー
(台北駅→九份老街)1000元(約3500円)約1時間
ツアー
1人1200元(約4200円)
直通バス:乗り換えなしでおすすめ!
忠孝復興駅2番出口にあるバス停から1062番「金瓜石」行きの高速バスに乗車。15~30分間隔で運行しています。
鉄道+バス:格安でおすすめ!
台湾鉄道(TRA)台北駅→瑞芳駅で下車。
所要時間 特急→30分~40分、急行→40分~50分程度。
瑞芳駅の駅前広場の向かいの九份行きのバスに乗車※乗り継ぎ時間、要確認。
鉄道+タクシー:
台湾の街並みを感じながら時短したい方におすすめ!
台湾鉄道(TRA)台北駅→瑞芳駅で下車。タクシー常駐してます
※固定の値段設定
タクシー:
割り勘可能!快適な旅をご希望の方におすすめ!
台北市内から運賃、約1000元(約3500円)ほどで行けますが、運転手に行先と値段を確認してから乗車してください。
オプショナルツアー:
台湾を味わい尽くしたい方におすすめ!
旅行会社や内容にもよりますが、1人1200元~(約4000円~)で食事などがついたものが多いようです。言葉が分からなくて不安な方は日本語ガイドつきのツアー選択してください。
「九份」と「十分」を一日で観光するのがおすすめ!!
台北市内から約40km西にある「九份」は比較的近いため、半日もあれば満喫できます!
また、ランタン飛ばしもできる「十分」への観光と同日にすることをおすすめします!
通常は「瑞芳駅」まで戻り、そこから平渓線に乗り「九份駅」まで移動するようですが、平渓線は1時間に1本くらいしか電車が無いので時間を合わせる必要があります。
日中、「十分」でランタン飛ばし体験をし、夕暮れ時を目指して「九份」へ!!
ちなみに私たちは「十分」から「九份」へはタクシーで行きました。650元(約2275円)約30分。
またローカル線は人気があるので混雑も予想されます。
快適に移動したい方は断然タクシーをおすすめしますが、山道が苦手な方は酔うおそれがあるのでお気を付けください。
感激!『千と千尋の神隠し』の世界そのもの!
いよいよ九份の観光スポットの入り口、基山街へ。
バス停付近でタクシーを降り、そこから歩いて1分で入口に到着しました。
観光客の多さに驚きながらも風情ある街並みにワクワクドキドキが止まりません!
食べ物屋や雑貨屋が所狭しと連なる路地に1歩足を踏み入れると、まさにそこは千と千尋の神隠しの世界!
映画の冒頭シーンで出てくる千尋の両親が豚になる屋台街のようでした。
迷路を超えて千と千尋の情景へ!!
※湯婆婆の油屋のモデルと言われている「阿妹茶樓」
九份に行けばこの有名な景色をすぐに見ることができると思っていましたが
基山街、実は迷路みたいにいくつか分かれ道があるので迷子になりました!
あの建物がありそうな雰囲気の赤ちょうちんに向かい、こっちだ!とワクワクしながら階段を昇ってみると・・・
違った!!
なんてこともありました。
色々なお店や建物を見ながらダンジョンの中を冒険するような感覚も楽しめます!
迷子になった方はとにかく階段を昇り、頂上を目指してください。
最後の階段を昇り切ると、観光客がたくさんいました。そこには絶景が!あの有名な建物は見られませんが、港町まで見える九份の山並みと夕暮れが美しかったです。
その景色を眺めながら、赤ちょうちんの点灯を頂上で待っている方が大勢いました。
赤ちょうちんの点灯は何時?
赤ちょうちんがつくのは夕暮れ時としか情報がなかったので、しばし待つことにしました。
九份到着17:50
情景を楽しみながら階段を30分ほど昇り
頂上に到着18:25
そこでしばらく休憩し、ちょうちんの点灯待ち。
18:36点灯!!歓声とともにいっきに幻想的な雰囲気に。
切りが良い30分に点灯かと思っていたら、まさかの36分という微妙な時間につきました。あくまでも夕暮れ時に合わせた点灯のようなので、はっきりとした時間は決まってないようです。
ここから石段を降り、あの「阿妹茶樓」に向かいます。昇る方もいるので大混雑は免れませんが
”千尋が湯屋に入る時に通る橋の手前の階段”を思い出しながら降りていくと
人の多さに関係なく「千と千尋」の世界に迷い込んだ感覚になりました。
↑この看板を目指してください↑
湯婆婆の油屋のモデルと言われているのが「阿妹茶樓」という茶藝館&レストランです。
人波に紛れながら階段を降りていくと「阿妹茶樓」と書かれた看板が見えます。
そこを左に曲がると・・・
やっと着いた!!!!
階段の昇り降りで疲弊した身体を暖かいお茶と中国伝統のお菓子が癒してくれます。
映画製作前に、宮崎駿が訪れてスケッチをしたと話題になった場所です!
たどり着いた喜びと赤ちょうちんの幻想的な雰囲気に感激でした!!
異国情緒ある絶景を瞳に焼き付け、絶品お菓子で舌鼓を打つ。
行く価値ありです!
九份からの帰り道は大混雑!!
夕方以降は台北に戻る人が多いためバス停には長蛇の列が。
30分間隔で運行しているバスですが、観光客が多いこの場所は並んでいてもお構いなし!
バスの扉が開いた瞬間早い者勝ちの乗車になります。そして満員です。
そんな戦いに挑む気力もなかった私たちはタクシーを選択しました。
台北市内1200元(約4200円)3人で乗車すれば1人1400円!4人で乗車すれば1人1050円!
運転手に声をかけたらホテルまで送ってあげるよ!と言ってもらいホテルまで1200元で乗車しました。
とても優しい方で山を下る途中の景色のきれいなところで写真を撮ってくれたり、日本の音楽をかけてくれたり、快適に帰宅できました!
タクシーをおすすめしますが、運転手選びには充分気を付けてください。
九份は千と千尋の神隠しのモデルではない!?
ここまで紹介してきた九份ですが、実はスタジオジブリが”台湾の九份は千と千尋の神隠しのモデルではない”と公式に否定しています。
しかしそんなの関係ない!と思わせてくれるほど、映画の世界観を彷彿とさせる建物や風景を堪能することができ、その独特な雰囲気はジブリの世界に迷い込んだ気分にさせてくれること間違いありません。
千と千尋の神隠しの世界を体感したい方はぜひ台湾/九份へ足を運んでください。
台湾/十分にも行きたい人はこちらも!