世界最小!体重268gの超未熟児、慶應義塾大学病院が奇跡を起こす!!

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  • 最終更新日:2019年03月01日
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世界最小!体重268gの超未熟児、慶應義塾大学病院が奇跡を起こす!!

2019年2月26日、慶應義塾大学病院小児科がプレスリリースした情報によると、268グラムで妊娠24週に出生した超低出生体重児の男児が2019年2月に生後5か月で同院新生児病棟を退院しました。

大きな合併症も無く元気に退院した男児としては、世界で一番小さな赤ちゃんだったそうです。

268グラムで出生した男児

新生児医療の進歩はめざましく、日本において1,000グラム未満で出生する超低出生体重児の救命率は最近では約90%と言われています。一方、300グラム未満で出生した児の救命率はいまだに低く、特に男児の場合、超低出生体重児の救命は女児に比べて格段に難しいそうです。

男児の救命は困難

アイオワ大学のデータベース(The Tiniest Babies)によると、過去に世界で出生体重300グラム未満で生存退院した児は23人ですが、そのうち男児は4人に過ぎず、男児の救命は女児の約6倍難しいと言えます。

生存退院した世界で最も小さい男児の赤ちゃんは、2009年にドイツ・ニーダーザクセン州の、妊娠24週、274グラムで出生した男児でした。

今回の男児は、妊娠24週に268グラムで出生し、呼吸循環管理法や栄養管理に細心の配慮をかさねた結果、大きな合併症もなく他の赤ちゃんと同じように自分の力でミルクを飲むことができるようになり、3,238グラムで退院しました。

超低出生体重児とは

超低出生体重児とは、出生体重1,000グラム未満で生まれた赤ちゃんのことです。妊娠週数の早い時期(早産、妊娠37週未満で出生)に、小さく生まれた赤ちゃんは、体のさまざまな機能が未熟なため、いろいろな合併症を起こすリスクが高くなります。

呼吸障害、心不全、消化管穿孔、脳障害、失明、難聴などが起こることがあります。免疫力も弱いため、重症の感染症にかかりやすくなります。さらに、超低出生体重児の男児は女児と比べて救命率が低く、しかも上記の合併症を起こすリスクが高いことが知られています。

その理由はまだ推測の域を出ませんが、男児では肺の成熟が遅いことや酸化ストレスに弱いことが一因と考えられています。

最後に

暗いニュースが多い中、本当に良かったねと国民みんなが喜んであげられるビッグニュースでした。特にその児のお母さんはとても安堵した事でしょう。その不安だった気持ちは察して余りあります。

現代の医学の進歩の凄さを感じたニュースでもありました。昔だったら絶対に助からなかったでしょう。久しぶりに心温まる話でした。今後も健やかに育ちますようにと願っています。

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