赤ワインのシミ抜き方法!家庭でもシミ抜きができる!!
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- 最終更新日:2019年05月07日

赤ワインをこぼしてしまって大切な洋服を汚してしまった経験のある人って以外と多いですよね?赤ワインの染みがついたらもう自分じゃ染み抜きなんてできないし、クリーニング店に相談するか最悪捨てなければいけないと考えている人って多いのではないでしょうか!
しかし赤ワインの染み抜きは不可能ではありません!しっかりとポイントを把握していればご家庭でも落とせない汚れではありません!!
赤ワインの染み抜きはとにかく迅速な処置が最も大切です。この記事では突然起こってしまった赤ワインの染みに対する応急処置の方法から、時間が経過してしまって落ちにくくなってしまった赤ワインの染みを落とす方法、染み抜き便利グッズを紹介していきます。
赤ワインの染みについて
赤ワインの染みは非常に落としにくそうなイメージが付きまといますが、ワインの汚れは水に溶けやすい『水溶性の汚れ』に分類されます。染み汚れの中では比較的落としやすい方です。こぼしてしまった直後の応急処置や、服にあった染み抜き方法を実行すればお洋服を傷めず、そしてクリーニング屋に駆け込まなくても案外キレイに落とせる事が多いのです!!
まずは大切なポイントのひとつ「染み抜きをしていい洋服」かどうかを確認しましょう。
染み抜きをしてもいい洋服か見極めよう!
家庭でワインの染み抜きをする際に最も起こりやすいトラブルは染みを落とせるどうかではなく、染み抜きをしてはならない素材の洋服を洗ってしまいダメにしてしまう事です。
赤ワインを飲む状況の多くは記念日やお祝い事、パーティーなど、オシャレをして出かけた際だと思います。普段よりも高価な洋服を身につけけているからと言って焦ってこの確認を怠り、洗ってしまうと取り返しのつかない事になる可能性が非常に高いので必ず染み抜きをする前に「染み抜きをしてもいい素材」かどうかを確認しましょう。
洗濯表示をチェックしましょう!
染み抜きをしていい素材の洋服かの見分け方は簡単です。洗濯表示を確認していただき、水洗いが可能な衣服かどうかをチェックするだけです。
水洗い可:このまま記事を読み進めていただければご家庭での染み抜きが可能です。
水洗い不可:高価なお洋服や、コートなどの場合「水洗い不可」も多いので、この場合は決して自分で対処しようとせず、早急にクリーニング店に駆け込むようにしましょう。
赤ワインの染み抜き方法
染み抜きはスピードが命です。時間が経過しただけ染み抜きが困難になるので後回しにせず、必ず早めに対処していきましょう。出先などの場合でも当日中なら染みを落とせる可能性は非常に高いので焦らなくても大丈夫です。ただし、下手にタオルやハンカチでゴシゴシと拭いてしまうと汚れを広げる事になるので、トントンと水気だけを拭き取り家に帰ってからしっかりと処置をしていきましょう。
染み抜きに必要な物
用意するもの
- 食器用中性洗剤
- 酸素系漂白剤
- 乾いたタオル
酸素系漂白剤はワイドハイターやキッチンハイターなどです。わざわざ新たに購入して頂く必要はありません。ご家庭に普通にある洗剤で構いません。
1.染み部分を軽く濡らす
染み部分を濡らし、洋服を裏返します。乾いたタオルを染み部分の下に敷きます。
2.染みに食器用中性洗剤を塗る
食器用中性洗剤を染みの部分に原液のまま塗っていきます。染みの大きさにもよりますが、染み全体に中性洗剤を馴染ませられる量とお考えください。ベトベトに塗っても効果はほとんど変わりません。
3.シミはこすらず叩く!
ここでの注意点はとにかくこすらない事!汚れを広げてしまったり、繊維の深い所にまで汚れが入り込んでしまう可能性があります!シミ部分はトントンと叩いて汚れを敷いてあるタオルに移していきます。この段階で結構落ちるので、シミが再び衣服につかないようにタオルは小まめにキレイな面に変えましょう。
4.必要に応じて漂白剤を塗る
迅速な対応をすると案外この段階で、パッと見ではわからないぐらいワイン染みが落ちている事もあります。もしまだ全然汚れ残ってるよ!って時はシミ部分に漂白剤を原液のまま塗り込みましょう。色のついた衣服の場合は色落ちのリスクがどうしてもありますので見えない部分で試すか、クリーニング店に持ち着込む事をおすすめします。
外出先で赤ワインをこぼした!
自宅はもちろん赤ワインをこぼす可能性が非常に高いのが外出先です。すぐに上記のような対応を取る事も難しく、応急処置ができないとクリーニング店に持ち込んでも完全にはシミが落ちない!なんて悲劇が起こる事だって珍しくありません!!
布で軽く叩いてあげる
外出先の応急処置は、ハンカチなどでシミ部分を軽くポンポンと叩いてあげる事です。この際決してこすらないようにする事だけがポイントです!繊維の中に入ってしまった赤ワインを布に移していくようなイメージです。簡単な作業なので必ず応急処置はしましょう!
便利グッズを使う!
外出先の対処法として最もおすすめなのがシミ取りグッズをバッグに忍ばせておく事です。ステインペンと検索すればすぐに見つかります。使い方は簡単です。
- シミがついてしまった箇所を湿らせる。
- 裏から当て布をあてる。
- ステインペンを数回押し当てて、シミ取り剤を塗る。
- ペン先でこする。
- 湿った布で叩く!
- シミが消える!!
会食などでよく赤ワインやコーヒーを好んで飲む人は絶対一本バッグに入れておくと便利です!自分自身がこぼさなくても誰かがこぼしてしまった時にさっと渡してあげると非常に喜ばれます!先がペンのようになっているので思いっきりこぼしてしまった場合はさすがにカバーしきれませんが、私はハンカチやティッシュと同じような感覚で持ち歩いています。
赤ワイン染みの落ちやすさの目安
染みがついた直後:結構簡単に落ちる。
染みがついた直後はまだ繊維に染みが残っている状態なので簡単に汚れを落とす事が可能です。
付着後1〜5日:軽症。諦めなくて大丈夫。
染みが付着後まだそれほど時間が経過していなくても汚れが吸着し、浸透している状態なので少し落とし難いですが諦めずにトライする価値があります。
付着後30日以上:重症。家庭でのシミ抜きは困難。
時間と共に空気中の酸素と化学反応を起こし、酸化や黄変します。シミ抜きをしても元に戻らず、染色が必要になる場合が発生します。
シミ抜きクリーニング価格相場
シミ抜きは基本的にクリーニング料金に別途でシミ抜き費用が発生します。一般的なクリーニング店でワイシャツなどは数百円ほどでクリーニングして頂けます。デリケートな生地だとまた費用が上がって数千円にもなります。
小さな染みの価格
数センチ程度の染みであれば500円ほどでシミ抜きを行なってくれるクリーニング店がほとんどです。店によっては軽度な染みなら無料サービスとして除去してくれるお店もあるので最寄りのクリーニング店をチェックしておきましょう。ただし、時間が経過した汚れあ非常に落とし難いので通常よりも割高になってしまう可能性があるのでとにかく迅速な対応が洋服にもお財布にも優しい事だけは念頭におきましょう!
大きな染みの価格
赤ワインを思いっきりこぼしてしまった場合は、面積が広いので当然金額的にも高いです。量販店で格安で購入したシャツなどは元値を超えてしまうような金額になる事もしばしばです。価格としては2000円〜5000円と考えるべきでしょう。
まとめ
大切な洋服に染みができる大変ショッキングな状況!しかしちゃんとした予備知識と応急処置を行う事で余計な出費を抑える事ができるだけでなく、お気に入りのお洋服を長く愛用する事ができるようになります。
クリーニング店でプロに仕事をしてもらうのが当然ベストな洗濯ですが、スピード勝負の染み取りは、ご自身でも染み取り方法を把握しておく事が非常に大切です。
ぜひみなさん実践してみてください!!