1歳児におすすめの人気絵本10選!
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- 最終更新日:2017年12月05日

1歳になると行動範囲が広がり、赤ちゃんは少しずつ周りのものを認識し始め、言葉も徐々に話すようになります。
この時期の絵本の読み聞かせは、赤ちゃんの反応のバリエーションが増えるので、読み手側もどんどん楽しくなってきます!
赤ちゃんの興味関心をそそる絵本選びをし、“人の声を聴く”習慣を付けましょう!
楽しく学べる絵本を通して赤ちゃんはたくさんの刺激を受け吸収していきます!
1歳の赤ちゃんの発達に見合った絵本の選び方のポイントとおすすめの絵本10選をご紹介します!!
★1歳の赤ちゃんの発達段階を知ろう★
ただ絵本を読むだけでなく“赤ちゃんの発達に適した絵本”を読むことが大切です。
“楽しい”と赤ちゃんの興味がそそられる絵本選びをするためにはまず、赤ちゃんの発育を知りましょう。
1歳~1歳4カ月
しゃがんだり立ち上がったりといった全身運動が活発になります。つかまり立ち・伝い歩きもできるようになるため、行動範囲が広がり、好奇心も旺盛に!
手の運動神経も発達し、手先を起用に使えるようになります。興味・関心を持ったものに触れたり、細かな動作もできるようになってきます。
1歳児前半の頃には、「ブーブー」「まんま」など語彙が徐々に増えていくと共に、大人の発する言葉への理解度が高まっていきます。
1歳5カ月~2歳未満
手先の器用さが洗練され1歳7カ月頃には自分で絵本をめくれるようになってきます。
言語能力も発達し「ワンワンいた」などの二語文が話せるようになります。
また、自我が芽生え自分でやりたいことが増え、好奇心がますます強くなります。
興味を持ったものへの指さしや「これなーに?」と問いかける回数も増え、まねっこや手遊びに夢中になるのがこの時期の特徴です。
★1歳児の絵本の選び方、3つのポイント★
- 好奇心を引き出す絵本
- 簡単な言葉のストーリー展開の絵本
- 赤ちゃんが興味を引くような工夫がされてる絵本
1.好奇心を引き出す絵本
歩き回ることができるようになると、世界が大きく広がるため、身近な物をどんどん認識して興味を示してきます。
その好奇心が知識につながるので、赤ちゃんが指をさしたり興味を示しているものを題材にした絵本を選んでみましょう!
例えば、犬に反応していたら、動物が出てくる絵本を。電車に反応していたら、乗り物の絵本を。好きなものや興味があることは、それだけで集中して読んでくれますし、もっと知りたい!という気持ちを育むことにもつながります。
普段から赤ちゃんがどんなことの反応するか観察しておくと絵本選びのヒントになります。
2.簡単な言葉のストーリー展開の絵本
絵本の読み聞かせを続けると、人の声に耳を傾ける習慣がついてきます。赤ちゃんは音に反応したり、声から言葉を吸収していくので簡単な言葉や分かりやすい幼児語でストーリー展開をしている絵本を選びましょう!
テンポの良い繰り返しの文が続いているものがおすすめです。
1才を過ぎた頃から、簡単な内容を理解できるようになるので「たいようさんこんにちは」「おはなさんこんにちは」など発語を促す絵本を一緒に読み、「これなぁーに?」の質問や、指さしには「お花だね、きれいだね!」「ワンワンがいるね、大きいねえ」と言葉に変えて共感を示し、興味を広げてあげるように働きかけてあげましょう。
3.赤ちゃんが興味を引くような工夫がされてる絵本
1歳児向けの絵本には、ボタンを押すと歌が流れたり体を動かして遊べたりする本が多くあります。指差しがしやすいように色や形がはっきりしているものや、めくったり閉じたりする仕掛け絵本がおすすめです!
指先が器用に使えるようになる時期だからこそ、指先を使って遊べるような工夫がなされていると5感が刺激され脳の発達に良いといわれています。
また赤ちゃんが真似しやすい内容であったり、最初から最後まで読むことにとらわれない、親子でいっしょに楽しめる工夫された絵本を選びましょう。
★1歳児におすすめの絵本10選★
1.『くだもの だーれ?』
https://www.youtube.com/watch?v=PjJ4p6TJJLo
くだものに動物が隠れているシンプルでかわいい仕掛け絵本です。
「りんごにかくれんぼしてるのだーれ。・・・おさるさん!」とめくって楽しい仕掛けが付いているので、赤ちゃんの反応がとても良いです。
ページごとにめくる方向が違ったり、何が隠れているのか予測したり、「だーれ?」のタイミングをお子様と合わせて読むと楽しさ倍増です。「いたー!」と満面の笑みで指さししてくれる、当てっこ遊びの楽しい絵本になってます!
税込価格:1,070円
作/よねづ ゆうすけ
2.『めくってばあ!』
https://www.youtube.com/watch?v=aUjwnda10M4
ぴよちゃんの仕掛け絵本シリーズ。
四つ葉をめくると、てんとう虫が「ばあ!」、チューリップをめくると、ありさんが「ばあ!」。「だれかいますか?」とめくってわくわく発見が楽しい内容です。めくる仕掛けが優しいフェルト素材なので赤ちゃんも思わず手を伸ばしたくなる絵本になってます。
税込価格:842円
作/絵 いりやま さとし
3.『 コロちゃんはどこ?』
コロちゃんの最初の冒険が、丈夫なボード・ブックで登場!
おうちのどこかに隠れてしまったコロちゃんをママがさがしにいきます。仕掛けになっているドアを開くとくまさんが!柱時計の中にはヘビさんが!ピアノの中にはカバさんが!・・・いろんな動物が思わぬところに隠れていて、それぞれ違った言い方で、“コロちゃんはここにいない”ってことを伝えてくれます。
「ちがうよ」「おりません」「おらんぞ」「いないぜ」「ちがう ちがう ちがう」・・・コロちゃんを探してワクワクしながら言葉の表現も豊かに!
なによりもママとコロちゃんが出会えた時の安心感を赤ちゃんはこの絵本から感じ取ります。“ママはちゃんと見ていてくれる”そんな親子の気持ちを繋いでくれる内容です。
税込価格:1,070円
作/絵/エリック・ヒル 訳/松川 真弓
4.『くんくん、いいにおい』
「やきたてのいいにおい、さわやかなにおい、げんきなにおい、なつかしいにおい・・・おかあさんのにおい」・・“どんなにおいだろう?”と想像力を刺激する絵本です!
子供が毎日の生活の中で全身で感じるにおいの数々。この絵本ではどんなにおいか具体的に言葉では表してはいないのですが、思わずクンクンしたくなるそんな内容です。
そういえば、あの時こんなにおいがしたな・・など、感覚的に訴えるこの絵本を、ただただ読んであげてください。決してどんなにおい?と質問しないであげてください。言葉にするのは難しいので、絵本から受け取る子供の感覚の世界をぜひ広げて欲しいと思います!
税込価格:1,269円
絵/たしろ ちさと
5.『おやさいとんとん』
優しいタッチの絵がかわいらしく、じゃがいも、にんじん、たまねぎ、ブロッコリーなど、野菜がたくさん登場します。
親子でいっしょにトントントン!と楽しく野菜をき切ったら、お鍋の中へ。おいしいカレーの出来上がり!「いただきます」と一緒に作ったカレーをもぐもぐ食べられ、食育につながる絵本です。トントントン!と心地よいリズミカルな内容が赤ちゃんも楽しめます!
税込価格:648円
作/真木 文絵 絵/石倉 ヒロユキ
6.『バスがきました』
https://www.youtube.com/watch?v=YNH1pWrczOc
「しっぽのあるバス停に・・チューチュー!ねずみさんのバスが!」「お耳のあるバス停は・・うさぎさん!」つぎつぎにやってくるかわいいバスに、子どももお母さんもニッコリ!!シンプルで分かりやすく想像力がふくらむ絵本です。
最後はパパの運転しているバスにママものり“わたし”を迎えに来てくれます。
税込価格:864円
作/三浦 太郎
7.『たまごのあかちゃん』
https://www.youtube.com/watch?v=n6E6ggnv82E
「たまごのなかでかくれんぼしている あかちゃんはだあれ? でておいでよ」のかけ声で、次のページにたまごの中からいろいろな動物が登場します!
大きなたまごもあれば、小さなたまごもあってどんな動物が出てくるかウキウキ!ワクワク!
リズミカルな文と、はっきりとした色合いのユーモラスな絵に、かわいい動物たちの鳴き声!「こんにちは」と思わず挨拶したくなる愉快な気持ちになる楽しい内容の絵本です。
税込価格:972円
作/神沢 利子 絵/柳生 弦一郎
8.『きんぎょがにげた』
https://www.youtube.com/watch?v=4iET9K2Knek
発売から40年!小さな子どもたちから絶大な人気を誇る楽しい“探し遊びの絵本”です。
きんぎょ鉢からきんぎょが一匹にげっちゃた!お部屋のカーテンの模様に?植木鉢に?イチゴの上に?見つけたそばから、部屋から部屋へ、自由に逃げていきます。
カラフルなお部屋と愛らしい形をしたきんぎょ・・・わかりやすい場面転換に子どもは夢中に!!決して飽きることのない美しい絵本です。
税込価格:972円
作/五味 太郎
9.『おてほんのうたがながれる てあそびうたえほん』
22曲の歌入り!親子でいっしょに手遊び歌が楽しめる音がでる絵本!
「いとまき」「オニのパンツ」など、童謡がたくさん挿入されているので歌を覚えたり、一緒に手遊びをしたり楽しめること間違いなし!なかなかスキンシップが取りにくいパパにもおすすめの絵本です。
税込価格:1,922円
作/しらかたみお 小倉正巳
10.『ふんわりくまちゃんの いろいろ できるかな?』
https://www.youtube.com/watch?v=UR4W_6I3jic
親子でお話しながら遊べると大人気の『ふんわりくまちゃんの できるかな?』が音入りでバージョンアップ!全体が布でできていて、とにかく触って楽しい絵本になってます。
くまちゃんと楽しく遊びながら、ボタンをかけて洋服を着せたり、リュックのファスナーをしめたり、 くつのマジックテープをとめたりと、実際に指を動かして遊べます!
手指が発達し頭がよくなる! 生活の自立につながる!五感を育てる最高の絵本です。
税込価格:2,550円
文/鈴木 ユリイカ 絵/わらべ きみか
“1歳児におすすめ絵本”まとめ
ついこの間まで赤ちゃんだと思っていた子も、1歳になると歩行を始め、言葉を話し、自己主張をするようになります。
その発達のスピードに驚くこともありますが、子どもにとって1日1日が発見であり、身近な大人との関わりが成長の大きなステップとなります。
さまざまな知識の幅を広げられるよう、お子様にあった絵本を選び、心や感情が豊かに育っていくよう願いを込めて・・
親子で一緒に絵本を読む大切な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。