一円玉の製造コストは赤字?!一円玉の雑学!!

  • 投稿日:
  • 最終更新日:2018年12月20日
  • ogawa

日頃何気なく使用している日本の硬貨『一円玉』
実はこの最も価値の低い貨幣が日本を始め、世界中で財政問題の原因の一部となっています!それはなぜか!!

一円玉の製造コストが非常に高いから!!
原料となるアルミニウム地金の価格高騰などの理由から、現在一円玉を一枚製造するのにかかるコストは約3円といわれています。

この最少額の硬貨の製造コストの問題は世界中で起こっており、最少額硬貨の製造を完全に中止した国もあるほどです!そんな作れば作るほど赤字が生じる一円玉硬貨について様々な方向から紹介していきたいと思います。

貨幣・紙幣の製造コスト

貨幣・紙幣の製造コスト
  • 1円硬貨・・・・・・約3円
  • 5円硬貨・・・・・・約7円
  • 10円硬貨・・・・・約10円
  • 50円硬貨・・・・・約20円
  • 100円硬貨・・・・約25円
  • 500円硬貨・・・・約30円
  • 1000円札・・・・約14.5円
  • 5000円札・・・・約20.7円
  • 10000円札・・・約22.2円

ご覧の通り少額貨幣である一円玉と五円玉が赤字です。

一円玉の流通量

一円玉の流通量

一円玉の2010年の流通量は398億枚と言われておりましたが、消費税が増税された2014年には「お釣りが増えるはず」という予想の元、発行枚数を増やしましたがその予想とは裏腹に389億枚から僅か半年ほどで386億枚と3億枚減る結果となりました。

電子決済の浸透が原因か!

現在ではテクノロジーの進歩で国民のほとんどが当たり前のようにスマホを携帯し、電子決済の利便性から貨幣離れが起こっていると予想できます。 最少額の貨幣の使用頻度が減り、増税により自動販売機やコンビニといった利便性の高いお店で製品の価格が10円単位で値上げをしたのが原因なのか、代わりに10円玉と50円玉の需要が増加し、その二つは急遽1.5倍の発行数に!

一円玉の流通量に続いて10円玉が多いのですが、それでも圧倒的に一円玉の流通量が多いです。

一円玉が日本経済を圧迫している!?

一円玉が日本経済を圧迫している!?

製造する度に赤字を出してしまう一円玉硬貨ですが、流通量を見ても国の財政難の一翼を担っているのは明らかだと思います。時代によって製造コストに差異が生じてしまいますが、単純に現在のコストである3円をベースにし、流通量の386億枚を考えると今まで800億円弱の赤字が国に生じているという事になってしまいます。

一円玉廃止論について

一円玉廃止論

生産する度に採算割れしてしまう一円玉硬貨を廃止すべきじゃないかと長年に渡り議論されています。大雑把に言ってしまうと“一円玉って無駄でしかなくない??”という事みたいです。

1.原価が3円ということもあり、生産コストに見合わない。

2.全国平均最低時給874円(2018年)で一分当たりの賃金は14.5円で一円の単価は約4秒です。 ということなので一円を節約するためには最低でも4秒以内にしなければならず、いつもの八百屋と比べて10円安い八百屋にするためには40秒以内に移動できなければいけません。

そんなに傍にお店が並んでいることはなかなかないのではないでしょうか。それをするくらいなら働いた方が一円単位で稼げることになります。 廃止というより、節約に近い話です。一円があるせいで私たちは安いお店を探しまわり、その結果、生産性のない無駄な時間を浪費していると言っても過言ではないのかもしれません。

世界で製造コストが赤字の硬貨

世界で製造コストが赤字の硬貨

一セント硬貨は2017年には1.82セントの費用が掛かったそうです。 5セント硬貨も一枚作るのに6.6セントかかるので赤字。 日本と同じく1と5の単位が赤字です。

カナダでは既に1セント硬貨の製造を廃止しており、市場に出回っているだけで今後の製造はしていかない方針のようです。世界的に見てもかなり思い切った決定ですが、電子マネーが多くの消費者に利用される近年ではこのような先進的で思い切りのある政策は日本としても非常に注目するべきところだと思います!

世界的に見ても治安の良さや物価も日本に近しい事からもとても参考になると思います。今後の日本の硬貨事情はどうなっていくのか。今後は是非1円と5円の行く末を見守っていきましょう!もしかしたら私たちが生きている内に2つの通過が日本から消えるという大きなターニングポイントに立ち会えるかもしれません。

一円玉のデザインについて

一円玉の金属の種類や重さについて

一円玉のデザインの木があります。通称「若木」と言われていて特定の木が存在しないんです。硬貨にはそれぞれ植物が描かれていますが、1円玉は昭和29年に裏表共に一般公募から決定したデザインとなっており、現代の企業ロゴなどの流行でもあるミニマルなデザインの先駆けのような存在に思えます。

採用されたデザインの作成者には37,500円が全て1円玉だけで賞金として贈呈されたそうです。昭和29年という時代とは思えないほど先進的なデザインに加え、遊び心満載の企画だったようです。

一円玉の金属の種類や重さについて

一円玉の金属の種類や重さについて

・素材 アルミニウム100%
・直径 20.0mm
・重さ 1.0g
・周囲 ギザなし
・発行開始年 昭和30年

一円玉の偽造防止について

一円玉の偽造防止について

500円玉はフチのギザギザを斜めに掘ること、見る角度によって数字が見え隠れすることなどで偽造防止をしていますが一円玉はどうなんでしょうか。調べたところ、一円玉を偽造防止しているという話はありませんでした。

冷静に考えれば国単位で製造しても赤字なのだから悪巧みを企てる組織がいたとしても、一円玉を製造する事のメリットがあまりにも無さすぎて偽装しない。つまり偽装防止も必要ないという事になるわけですね。

一円玉の豆知識

一円玉の豆知識

ちなみに硬貨は貨幣が正式名称!大した話ではありませんが、一円玉の豆知識を少しだけ紹介します。

1963年~1964年(昭和38年~昭和39年)にかけて、一円玉が長期的に不足していたため懲役受刑者の刑務作業として製造されていました。

1968年、昭和43年の一円玉はない。

昭和30年後半に一円玉不足が起こったため大量に製造され、その分生産が多くなってしまった為に昭和43年には一円玉が作られる事はありませんでした。

硬貨で水に浮くのは日本の一円玉だけ

世界の様々な硬貨を並べても、水に浮くのは日本の一円玉だけだそうです。水の表面張力で水に浮かびます。まあ水に浮くからと言って貨幣として価値があるとは思えませんが、なんにしても世界で唯一無二の浮く貨幣というのは日本人としては少しだけ嬉しい気持ちになります。

一円玉の歌が存在した。

調べてみるまで全く知らなかったのですが、1990年にリリースされた『一円玉の旅ガラス』という歌が存在したようです。しかもこのCDがなんだかんだでそれなりに売れたというのもまた驚きのポイントです。

以下歌詞ですが、なぜ売れたのか全く謎でしかないシュールな歌詞となっています。
一円玉の旅がらす ひとりぼっちでどこへゆく 一円玉の旅がらす あすは湯の町港町

※一円だって一円だって 恋もしたけりゃ夢もある ああ出世街道どこへゆく※

一円玉の旅がらす 好きなあの娘をふりきって 一円玉の旅がらす 風に浮雲子守唄

一円だって一円だって 生まれ故郷にゃ母がいる ああ出世街道どこへゆく

※くり返し

まとめ

一円玉の雑学をまとめてみました。 一円玉のコストに重きを置きましたが、その他様々なことに触れられたと思います。 一円玉のコストを身に染みて感じると益々、たかが一円されど一円といった感覚になりますよね!! 一円の重みを感じつつ、日々の実生活に活かしたいですね!!

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