バーに訪れる際に知っておきたい知識とマナー!知らないと大恥をかいてしまうかも?
- 投稿日:
- 最終更新日:2018年03月15日

バーに行ってみたいけど敷居が高くて中々いけないと思っている人は多いのではないでしょうか。
バーは豊かな時間を楽しめる、とても素敵な場所です。
ひとりで友人同士で恋人と行くのでも、知識やマナーを知っていればより楽しめるはず。
バーでは話しをしたり、静かにお酒を楽しんだり、デートで利用する、言わば「日常の中の非日常を過ごす場」と考えておいて良いかと思います。
だからこそお客側もスマートさを持ち合わせることが、バーを楽しむ秘訣になります
今回は特に本格的なオーセンティックバーを中心に、バーでの知識やマナーを紹介していきたいと思います。
バーのタイプ
バーには大まかな4種類のタイプがあるので、それぞれの特徴をご紹介します。
- オーセンティックバー
本格的で格式のある、いわゆるバーらしいバー - ショットバー
気取らずカジュアル感覚で飲めるバー - ダイニングバー
お酒と料理の両方を扱っているバー - 趣味に特化したバー
ジャズバーやダーツバー、ガールズバーやゲイバーなど実に様々です。
オーセンティックバーとは
Authentic(オーセンティック)とは「本物の」「確実な」「真正な」そんな意味ですが、バーに当てはめてみると、ホテル内や街中にある本格的かつ格式のあるバーで、カウンター席のみで占めているお店がほとんどです。
カウンター越しにバーテンダーさんと会話ができ、目の前で作ってくれるスタイルがオーセンティックバーの特徴でもあります。
最近は格式の高いホテル内のお店以上に、駅前などの比較的分かりやすい場所にオーセンティックバーが多いことも印象的です。
オーセンティックバーを訪れる前に
お店に1本電話を入れておくと良いと思います。
空席を確認してからバーに向かうとバーテンダーさんも余裕を持って迎えられる準備が出来るため、とてもスマートなのです。
訪れる際の服装はドレスコードなどはありませんから、違和感がなくて清潔感のある服装なら問題ないはずです。
基本的に食事は提供されませんので、食事は済ませてから行くと良いです。
入店時のマナー
・入ったら勝手に席につくのはやめましょう
自分の好きな席に勝手に座るのはマナー違反になるのです。案内されるまで待ってから席に座りましょう。
・バーに行くときは少人数で行くのがベスト
多くても2名程と思います。席数は限られているため、大人数では他のお客の席がなくなってしまうためです。
店内でのマナー
・大声で話すことはしない
店内では携帯電話の使用も控えたいですね。
・カウンター上のボトルには触れないようにしましょう
バーテンダーさんにとってボトルは仕事の道具です。勝手に触れることはマナー違反なのです。
・たばこは吸えるお店なのか確認してから
禁煙のオーセンティックバーもあるため、たばこを吸う人は来店時にたばこが吸えるかどうかを聞いておきたいですね。
たばこが吸えるお店であっても、一言断ってからにした方がスマートです。
・乾杯では音を立てない
乾杯をする時はグラス同士をくっつけません。グラス同士が当たる時の小気味良い音が聞けないのは残念ですが、グラスは目の高さくらいまで持ち上げアイコンタクトで乾杯しましょう。これがオーセンティックバーでの大人のマナーです。
オーセンティックバーはグラスにも多くのこだわりをもっています。高価なものが多く、グラス同士くっつけると高価なグラスに傷が付きかねないため、持ち上げるだけにします。
・グラスが空いても手を挙げて「スミマセン!!」とやらない
バーテンダーさんはお酒のスペシャリストです。こちらがバーテンダーさんを呼ばなくとも気付いてくれるはずです。
これはスマートなマナーのひとつです。
・飲み物一杯で長居をしない
飲み物一杯で粘ることは歓迎されないどころか確実に嫌がられるマナー違反です。
目安としては一杯で20分~30分程度が限度と思っていた方が良いです。ただし、一杯だけサッと飲んで帰るのはマナー違反ではありません。
・他のお客、特に女性には絡まない
当たり前ですよね、色んなお客が来るのですから自分だけが楽しければ良いと言う考えは大人の社交場ではかっこよくありません。トラブルの原因にもなるので控えましょう。
・「バーテンダーさん」あるいは「マスター」と呼ぶ
「バーテン」は蔑称であって、明確なマナー違反です。美味しいお酒を作ってくれるマスターに敬意を示しましょう。
・お酒や店内の写真を撮りたい許可を得てから
高価なお酒や非日常を味わえるとあってせっかくだから写真を撮りたいところですがなんの断りもなしに勝手に写真を撮るのはやめましょう。撮影許可が出た場合でも、店内のいる他のお客さんへの配慮が必要です。
退店時のマナー
・チャージ料は当然あるものと納得しておく
チャージ料とは席に座るための料金のことです。お店によって金額は違いますが、例えば500円~1500円くらいの料金を支払う必要があるので確認しておきましょう。
・お会計を済ませたら長居せずスマートに退店
お会計のときは、キャッシャーまで足を運ぶ必要はなく、基本的に着席のまま手の空いているバーテンダーさんに「チェックお願いします」「ごちそうさまでした」などと声を掛けましょう。
バーテンダーさんが誰とも話していない時が良いタイミングです。
カードの使えないお店もあるため、支払いは現金がベストです。
予算は?
ウイスキーやカクテル1杯1000円前後で飲めるお店はたくさんあります。
カードを使えない店も多いので現金の用意をしておいた方が無難です。
一人で1~2杯飲むだけであれば、2000円~3000円で大丈夫と思いますが、チャージ料を入れて考えると5000円程度は用意しておきたいところですね。
バーで味わう代表的なカクテルの特徴
カクテルにはロングカクテルとショートカクテルがあります。
ロングカクテル:氷が入っている長めのグラスに入っていて、ある程度時間を掛けてゆっくりと飲むタイプのカクテル。
ショートカクテル:小さな脚の付いたグラスに入っていてアルコール度数が高く、短い時間で飲み切るタイプのカクテルです。
代表的なロングカクテル
・カシスオレンジ
リキュールにオレンジジュースを加えたカクテル
・スクリュードライバー
ウォッカベースでオレンジジュースが加ったカクテル
・ジントニック
ジンとトニックウォーターで作るスッキリしたカクテル
・モヒート
ラムベースで作られたライムとミントが入っている冷たいカクテル
代表的なショートカクテル
・ギムレット
ジンとライムジュースで作る柑橘系のカクテル
・マルガリータ
テキーラベースでアルコール度数が高いカクテル
・マティーニ
カクテルの王様とも呼ばれるジンベースのさわやかな味わいのカクテル
・ダイキリ
ラムベースでライムジュースとシェイクされて作られるカクテル
最初の一杯は?
自分の体の具合やお店の雰囲気や味わいを知るため、ロングカクテルであっさりとしたお酒が良いと思います。
お酒初心者の人で何を頼めば良いのか分からない場合は、その日の体調や気分をバーテンダーさんに伝えて、おすすめの一杯をチョイスしてもらうことが一番です。
バーに関する豆知識
カクテルに飾られているフルーツ類は?
グラスについたフルーツをどう扱って良いのか悩まれる方が意外と多いのですが、これに関しては食べても食べなくても構いません。
食べた後に残った皮や種は、決してグラスや灰皿には入れないでください。
カクテルナプキンやペーパーナプキンに置き、見た目が気になるようなら上からペーパーを被せておいても良いでしょう。
昔イギリス紳士が自分のハンカチに食べかすを包んでさりげなくポケットにしまっている姿を拝見しましたが最高にかっこよかったです。
※ダンディズムが高くないと成立しないもしれませんので注意が必要です。
メニューにはないカクテルを注文したい時
何度か通ったらせっかくですからオリジナルカクテルを作ってもらうのが良いかと思います。
自分の好みや気になるお酒があったらバーテンダーさんと一緒に相談しながら最高の一杯を作ってもらいましょう!!
それもバーの楽しみのひとつです。
楽しんで過ごすために
バーの醍醐味は何と言っても優雅にお酒を味わうことです。
せっかくなのでバーテンダーさんとの会話を楽しみながら、目の前のウイスキー、カクテルのことやお酒全般のことを関心の向くままに聞き、お酒の知識を増やすのも素晴らしい事です。
何といってもバーテンダーさんはお酒のスペシャリストなのですから。
バーで非日常を!!知識とマナーまとめ
バーの知識やマナーは今回取り上げたオーセンティックバーに限らず、どのタイプのバーでも通用するものです。
どんなタイプのバーであっても必要なのは「スマートさ」です。
こざっぱりとしていて態度の洗練さを持ち合わせていれば、とても楽しめるのがバーという社交場なのだと思います。
最初は敷居が高く感じられていたとしても、バー初心者の人やお酒初心者の人でも勇気を出してお店に行くうちに、「スマートさ」は身に付いて行くものです。
自分もバーに行ってみたい!!そんな気持ちになってくれたらとても嬉しく思います。