コーラを飲むと歯や骨が溶けるのは本当?
- 投稿日:
- 最終更新日:2018年02月26日

皆さん親に1度は言われたことありませんか?
「コーラを飲むと、骨が溶けるぞ!」
実はこれ全く根拠の無い嘘なんです。
歯が溶けるのは本当ですが、対策を知っていればまず大丈夫です。
歯が溶けるという事に対してのコカ・コーラ社公式見解
コカ・コーラを飲むと歯や骨が溶けるって本当?という問いに対してコカ・コーラ社が公式に見解を出しています。
コカ・コーラに限らず一般的に清涼飲料には酸味料が含まれています。
そして、歯や骨の成分であるカルシウムやマグネシウムは、酸に溶ける性質を持っています。
よって、清涼飲料、果汁などの酸を含む液体に、抜けた歯や魚の骨を長い間つけておくと、含まれるカルシウムやマグネシウムが溶けます。
しかし、飲みものですので人間の骨に直接ふれたり、歯に長い間くっついていることはありません。安心してお飲みください。
確かにその通りだと思います。
酸性の飲み物であれば、長時間つけておけば溶けるのは当たり前です。
コーラは酸性でpHは2.2なので、短い時間でも多少歯は溶けます。
ただこれは普段の食事の時も起こっている出来事です。
口の中のpHが5.5~5.7以下になると、歯の表面のエナメル質の成分である「リン酸イオン」「カルシウムイオン」が唾液中に溶け出してきます。
下がったpHは飲食をしなければ唾液の力により徐々に中性へと戻ります。この時に溶け出た「リン酸イオン」「カルシウムイオン」は元に戻ります。
コーラのpHは2.2ですので、下がったpHが中性へと戻ろうとしている時に、再びコーラを飲むとどんどんエナメル質が溶けていき「虫歯」になります。
この様に、コーラを毎日2時間おきに1本飲むぐらい飲み続けない限りは歯が溶けて「虫歯」になる危険は低いでしょう。
1日1本1時間以内に飲み切るなら、全く問題はありません。
骨に関してはコカ・コーラ社の言う通りです。
骨に直接触れないのにどうやって溶かすのでしょうか。
歯や骨を溶かしてしまう!?色々な飲料のpH値
え!?この飲み物もだめなの!?といった物が多数あります。
知っておくだけでも歯を守れるかもしれません。
歯を溶かしうる飲料
- レモン 2.1
- コーラ 2.2
- 栄養ドリンク 2.5
- 梅酒 2.9
- 黒酢飲料 3.1
- グレープフルーツ 3.2
- 白ワイン 3.3
- 赤ワイン 3.4
- 乳酸飲料 3.4
- サイダー 3.4
- スポーツドリンク 3.5
- リンゴジュース 3.6
- ポン酢 3.8
- 野菜・果実ミックスジュース 3.9
- ヨーグルト飲料 4.1
- ビール 4.3
- カップ酒 4.4
- しょうゆ 4.7
- 焼酎 4.9
- トマトジュース 5.0
- ウイスキー 5.0
歯が溶けにくい飲料
- ジン 8.3
- 調整豆乳 7.3
- ミネラルウォーター 7.0
- 牛乳 6.8
- 缶コーヒー 6.2
- 緑茶 6.2
- ウーロン茶 6.0
歯を溶かさないようにするには
上のリストを見た人はもう分かったかと思いますが、
コーラだけに限らず大体の飲料は歯を溶かします。
じゃあどうすれば歯が溶けないようにできるのか。
これは結構簡単で、pHが低い物を摂取した後に水で口をすすぐだけでも効果があります。
後はpHが低い物を摂取した後は最低でも30分は歯磨きを控えてください。
エナメル質が溶けている状態(pHが低い)で歯を磨くとエナメル質が削られてしまいます。
この2点を守るだけでも虫歯になる確率は低くなります。
コーラを飲むと歯や骨が溶けるのは本当?まとめ
コーラを飲むと歯や骨が溶けるのは本当?に対しての答えは、
歯は溶けるかもしれませんが骨は全く根拠のない嘘です。
歯を溶かすのも、ちゃんと対策すれば溶けにくくする事が可能です。
皆さん大好きなコーラ。私も大好きです。上手に付き合ってコーラを飲みまくりましょう!