実力派女流棋士10選!将棋界で史上初の女性棋士は誕生するのか!

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  • 最終更新日:2018年06月15日
  • yasu
女流棋士

昨今の将棋界は藤井聡太七段がメディアを賑わせていますが、それに負けないぐらい才色兼備な「女流棋士」達に関心を持つ人が爆発的に増えました。彼女たちは今やしっかりとした実力を兼ね備えた広告塔であり、将棋界の至宝となりつつあるのです!!

今回はそんな活躍目覚ましい女流棋戦などで大活躍する女流棋士たちに魅力はもちろん、意外と知られていない女流棋士だからこそのメリットやデメリットまで、女流棋士に関する情報満載でお届けしたいと思います!

棋士と女流棋士の違いとは

将棋

国民栄誉賞を受賞した「羽生善治」、数々の記録を打ち立て将棋界の顔になりつつある「藤井聡太」のような『棋士』と『女流棋士』は全くの別物です。

歴史上存在しない女性棋士

将棋棋士に男女の区別はなく、プロ棋士養成機関である奨励会に入会して規定の成績を修めて四段になれば、棋士となります。しかし将棋の長い歴史の中でも女性が奨励会四段になった事はありません。

奨励会員となった女性は複数名存在してはいるのですが、2018年現在まで奨励会の三段まで昇段した例が2つあるだけ!!

一方女流棋士の制度は女性だけに適用されるもので、棋士制度とは別物となります。棋士とは別のプロ制度である女流棋士制度は1974年、初のタイトル戦である女流名人位戦(現・女流名人戦)の創設と共に発足しました。もともと女性への将棋普及を目的とするため「女流棋士制度」は作られたという経緯があります。

現在現役では60数名の女流棋士がおり、対局や将棋の普及活動を行っています。

将棋界に女性の棋士がいない理由

体力にさほど依存しない頭脳スポーツ分野では、性差というものはあまり関係ないと理解されています。将棋界で女性の棋士が現在まで誕生していないのは、女流棋士制度があるがゆえ、男性と同じ土俵で戦う、プロ棋士を目指す女子・女性が少ない事と考えられています。

“女性棋士”は誕生するか?

将棋は”心・技・体”が揃ってこそとされています。

個人的な見解ですが、今まで棋士を目指していた女性には“心・技・体”がほんの少し足りなかったのでは?と思うのです。女性初の棋士となれば国民的関心事となり、その一挙手一投足が注目され、現在の藤井聡太七段以上に注目を浴びることでしょう。

プレッシャーを楽しめる程心・技・体が揃っている、良い意味での”鈍感力”を持った女性が現れた時に、”女性棋士”の新しく広大な地平線を切り拓いて行ってくれるのではないでしょうか?!

囲碁・チェス界には存在する女性トッププレイヤー!

将棋と同じように頭脳競技である囲碁・チェスでは女性の実力者が次々と出てきていますが、将棋界では未だ女性のトッププレイヤーがいません。しかし囲碁やチェスプレイヤーが証明しているように、彼女達が女性だから頭脳競技で活躍できないのではなく、女流棋士は将棋界の機が熟すのを待っている、そんな気がしてなりません。

囲碁は女流が世界最強棋士を撃破!

頭脳スポーツの他競技では女性だけに特化したプロ制度というものは少なく、女性のみ参加できる棋戦が設けられていることが多いです。

将棋界と非常によく比較される囲碁界では、女流トップが男性強豪棋士を破ることは特に珍しいことではありません。中国出身のゼイ・ノイ九段は2000年当時所属していた韓国棋院、国手戦で数々のトップ棋士を退け挑戦者となり、番勝負も当時世界最強囲碁棋士の一人とされた、チョ・フンヒョン九段を2勝1敗で破りタイトルを獲得しています。

チェスではグランドマスターも存在!

チェスの世界ではハンガリーの女性GM(グランドマスター)ユディット・ポルガーは男女合わせた世界ランキング最高8位まで上ったことがあり、ほぼ全てのトップ10プレイヤー(ポルガー以外は男性)に勝っています。

スーパーコンピューター「ディープ・ブルー」との対戦で有名なガルリ・カスパロフもポルガーに敗れたことがあるくらいです。
※GM(グランドマスター)国際チェス連盟から付与されるチェスのタイトル。「世界チャンピオン」を別とすれば、チェス選手最高位タイトル。

女流棋士の苦悩

女流棋士の苦悩

奨励会で四段となった所謂プロ棋士には給料制度があるのですが、女流棋士には給料制度そのものがありません!

プロ棋士には実力に応じたクラス分けがあり、最下部のフリークラスを除けば固定の給料があります。その給料の平均は年間およそ500万円と言われており、サラリーマンの平均年収を100万円以上も上回る金額となっています。

しかし女流プロの場合、タイトル保持者などの一部女流棋士を除き、対局料と賞金収入だけで生活することは難しく、将棋イベント出演などの副収入を頼みにしています。

将棋界は未だ男性社会

実力の世界であり、男性棋士絶対主義的な将棋界では奨励会を抜けプロ棋士として認められる四段になった女性はいません。いくら将棋イベントに女流棋士目当ての男性将棋ファンを集め普及に努めても、自らのギャラへは反映されないことになっています。

給料制度がないためタイトルを獲得するほどの実力がないと対局だけでは生活できず、将棋イベントやアマチュアへの指導、テレビやネット将棋番組の聞き手などの出演料が収入面での頼みに。

近頃の将棋ブームもあり、イベントに呼ばれる女流棋士は増えていますが、優先的に呼ばれるのはタイトル保持者、ルックスが良い、聞き上手な女流棋士です。それらに当てはまらない女流棋士は当然ながら呼ばれないため、収入への反映はなしとなります。

女流棋戦の対局料

女流棋戦の賞金は総額で推定5000万円とされています。

一見高額にも思えますが、女流棋士としての賞金収入は、それらを現役の60数名で分け合うことになります。単純計算ですが1人あたり80数万円程度。男性棋士のトッププロは年収1千万~1億円以上なので、女流棋士の年収はやはり厳しい数字と感じます。

対局料だけで生活できる女流棋士は少なく、イベントなどに積極的に参加してやっと。かつては将棋の出来るホステスのような扱いだった時代もあったので、女性が活躍する時代となった現在、女流棋士の収入面は昔と比べ改善されて来ているとはいえ、まだまだ厳しいようです。

女流棋士/指導などのおおよその派遣料

  • タイトル保持者 84000円(月1回稽古3時間)
  • 五段 57750円(月1回稽古3時間)
  • 四段 47250円(月1回稽古3時間)
  • 三段 36750円(月1回稽古3時間)
  • 二段 31500円(月1回稽古3時間)
  • 初段 26250円(月1回稽古3時間)

女流棋士になるには

日本将棋連盟は、女流棋士養成機関として研修会を開いています。
女流棋士を目指す25歳以下のアマチュアの女性を対象としていて、研修会に入会するための棋力目安は一番下のFクラスで、アマチュア二段の実力は必要となります。

女流棋士を目指す研修生がC2クラスからC1クラスへ昇級した時点で、女流3級(仮免許的な資格)が得られます。ただし条件があり、入会時からの通算対局数が48局以上であること。 対局数を満たしていない場合は、昇級・合格後も対局数を満たすまで在籍し、対局数に達した時点で仮会員の資格を得ます。

対局数を満たすまでの在籍期間内にC2へ降級した場合は仮会員の資格は取り消され、アマチュアに戻るというかなり厳しい制度です。

女流棋士になるメリット

女流棋士になるメリット

インターネットの普及により、将棋コンテンツがひと昔前と比較して飛躍的に増えました。藤井聡太七段の活躍などで将棋に関心を持つ人も爆発的に増加しましたし、将棋を指すだけではなく、観る将と呼ばれる、観て楽しむ将棋ファンも増えています。

最近では将棋イベントに女流棋士目当てのファンが殺到する現象も見受けられ、女流棋士が活躍する場はとても増えているのです。

メディアへの露出

テレビやネット将棋番組、イベントでの司会進行・聞き手、クイズ番組出演や男性向け週刊誌で特集されるほど、アイドル的な人気を誇る女流棋士も多数登場しています。

ひとつの例では、室谷由紀女流二段(現・谷口由紀女流二段)などマスメディアやイベントに引っ張りだこであった女流棋士の年収は推定で600万円ほどと言われていました。

完全実力主義

女流棋士本来の対局料・賞金でも、第一人者であった清水市代女流六段などは年収1000万円プレイヤーだったと聞きます。まだまだ数の少ない女流棋士は下手に「棋士」を目指すリスクを背負うよりも、案外安定した収入も見込め、注目されやすいというメリットがあります。

それを踏まえると女流棋士には「聞く力・司会進行」コースと「将棋での実力」コースのふたつがあり、男性棋士に比べ、多少生き抜いて生きやすい環境は整いつつあるのかもしれません。

絶賛活躍中の女流棋士10名

将棋ファンは男性が圧倒的に多いですから女流棋士は大好きと思いますし、女流棋士初心者の人へも、こんな人がいるんだぞ!!それを知ってもらいたく思います。

アマチュア将棋ファンにとって近しく、親しみを持ちやすいのが女流棋士のみなさんです。ぜひ応援したい女流棋士を見つけてみて下さい!!

清水 市代/女流六段

清水市代

Ichiyo Shimizu
生年月日:1969年1月9日
出身地:東京都東村山市
師匠:(故)高柳敏夫名誉九段

攻めっ気たっぷりな棋風は清水女流六段ならでは。多少無理攻め気味でも通してしまう、女流棋士レジェンドの将棋を堪能して下さい!!

女流棋士レジェンドのひとりです。かつては「女・羽生」と呼ばれていた時代もあったくらいの無敵ぶりでした。

女流棋士は振り飛車党が多いのですが、生粋の居飛車党で相掛かり戦法を最も得意とし、先手ならほぼ例外なく初手に2六歩と突きます。対振り飛車には急戦で挑むのが決まっていると言っていいくらい、先攻重視の攻めっ気が強い棋風です。

獲得タイトルは数知れず。里見女流五冠をはじめとする、若手の台頭もあり最近はタイトル戦に絡めていませんが、まだまだ若い者には負けない気迫と実力を維持していて、惚れ惚れするほど。

時代小説作家・池波正太郎作品を好み、その影響から日本伝統文化をとても愛しています。二代目中村吉右衛門さんの大ファン。日本将棋連盟常務理事でもあります。

岩根 忍/女流三段

岩根 忍

Shinobu Iwane
生年月日:1981年3月16日
出身地:大阪府大阪市
師匠:小林健二九段

攻守にバランスの取れた四間飛車は女流棋界随一。四間飛車党は絶対見逃せません!!

愛称「しーちゃん」
小学一年生のときに「学童クラブ」で将棋に出会ったそう。関西出身ならではの親しみやすい人柄にファンの多い女流棋士です。

生粋の振り飛車党であり、最も得意としているのが師匠譲りの四間飛車。

若手の台頭もあり、難しい立場になっている印象ですが、変わらない強さを維持しており、素晴らしいのひと言。

筆者個人的にも、念願のタイトル獲得を期待している女流棋士のひとり。2006年に結婚し、夫はNHKアナウンサー泉浩司さん。男の子三人のお母さんでもあります。

渡部 愛/女流王位

渡部 愛

Mana Watanabe
生年月日:1993年6月26日
出身地:北海道帯広市
師匠:なし
出身校:北海高等学校

女流棋士では少数派の居飛車党本格派。踏み込みと切れ味の鋭さにはきっと驚くことでしょう!!

※2018年6月13日、渡部女流二段は里見女流五冠から見事、女流王位タイトルを奪取しました!!今後の活躍に大いに期待です!!

LPSA(日本女子プロ将棋協会)と言う、日本将棋連盟とは別の将棋団体に所属。

LPSAと日本将棋連盟との軋轢や騒動に巻き込まれた形となり不遇な時期もありましたが、着実に実力を付けて来ました。

“大人の事情”から、とてもたいへんだったと思いますが、北海道から女流棋士になる夢を叶えるため、高校卒業後18歳で上京した根性はダテじゃありません。

女流棋士では少数派の居飛車党で、男性有望若手棋士である、三枚堂達也五段との対局では、角換わり腰掛銀での後手番にもかかわらず、見事勝利を収めました。

プロ棋士の卵など、都内で最も強豪の集まる蒲田将棋クラブで腕を磨き続け、2018年タイトル戦の挑戦者となり、花が開こうとしています。今年いちばんの要注目女流棋士と思います!!

香川 愛生/女流三段

香川 愛生

Manao Kagawa
生年月日:1993年4月16日
出身地:東京都調布市
師匠:中村修九段

美少女棋士だけではない、確かな実力と己を貫く将棋には感動さえ覚えるはずです!!

将棋界の”まゆゆ”と呼ばれるほどのルックスを誇り、タイトル獲得経験もあり実力は相当なものです。

文化人の多い芸能事務所に所属し、「女流棋士の春」というショートムービーに主演、主題歌も歌っています。何かと目立つタイプのため、ネットでは保守的な将棋ファンから叩かれることも多い印象ですが、そんなことでへこたれないのが香川流。マイペースを貫き続けています。

筆者が観戦した2014年将棋イベント「女流棋士の知と美」ではお互いにライバルと認め合う、室谷由紀女流(現・谷口由紀女流二段)と大熱戦を繰り広げ、実力者であることを印象付けました。

将棋は振り飛車党ですが、相手も振り飛車の時は居飛車で迎え撃つこともあります。

将棋界の実力派アイドル的な側面もある女流棋士。再びタイトル獲得を期待しています!!

甲斐 智美/女流五段

甲斐 智美

Tomomi Kai
生年月日:1983年5月30日
出身地:石川県七尾市
師匠:中原誠十六世名人

どんな振り飛車も指しこなす実力は男性棋士も怖れるほど。実力派振り飛車党は絶対に必見です!!

2010年~2014年にかけて大活躍し、女流棋界に甲斐時代を築きましたが、約10歳年下である里見女流との戦いに苦戦し、現在は無冠に。

振り飛車党であり、中飛車、石田流三間飛車、相振り飛車と何でも指せる実力は十分すぎるほど。現役A級棋士・深浦康市九段に公式戦で勝利を収めたことがあるほどの実力者です。

将棋レジェンドのひとり、中原誠永世16世名人唯一、女流棋士の弟子でもあります。

ここの所タイトル戦に絡めていないですが、老け込むにはまだまだ早すぎます。本来の実力を発揮し、再びタイトルを獲得、そして第一人者に返り咲いて欲しい。女流将棋ファンの願いです!!

西山 朋佳/女王

西山 朋佳

Tomoka Nishiyama
生年月日:1995年6月27日生
出身地:大阪府狭山市
師 匠:伊藤博文六段

生粋の振り飛車党・奨励会三段でもある強さと、圧倒的な早見え・早指しに驚愕して下さい!!

西山女王はプロ棋士養成機関奨励会に所属し、女性初の棋士を目指しています。現在は三段ですから、あと一段上がって四段となれば、晴れて女性初の棋士誕生となります。

奨励会三段の実力は、アマチュアではおおよそ七段以上くらいと言われることがあるほど、普通のアマチュアからすると別次元の世界。

棋士になれるのは一年間でわずか4名。年2回の奨励会三段リーグを勝ち抜いて、30数名中の成績上位2名に入る必要があります。一説では奨励会三段リーグは将棋の世界と言うより、狂気の世界なんだ!と言う人がいるくらい過酷な世界です。

将棋は生粋の振り飛車党で早見え・早指しが得意。2014年女流王座戦本戦トーナメント本田小百合女流三段戦では、持ち時間各3時間の将棋をわずか19分で仕留めてしまうくらい早見え・早指しでの圧倒的強さを誇ります。

女性初の棋士誕生は将棋ファンだけではなく、国民的関心事になることでしょう。がんばれ西山女王!!

上田 初美/女流四段

上田 初美

Hatsumi Ueda
生年月日:1988年11月16日
出身地:東京都小平市
師匠:伊藤果八段

女流棋士実力派の筆頭。観戦すればその確実な強さには心底納得するでしょう!!

とにかく実力者。2000年代中頃から頭角を現し、2010年代は甲斐智美女流五段や里見香奈女流五冠らとしのぎを削って来ました。

もともと振り飛車党でしたが、最近は居飛車も指しています。力強い棋風と苦しくなっても簡単には諦めない根性を発揮して、なかなか土俵を割りません。

女流棋士では珍しく詰将棋作家であり、2017年には朝日新聞夕刊の詰将棋欄を担当したこともあるほどです。

上田女流四段は、強い棋士とは男女問わず、「心・技・体」の揃っている棋士である。そんなことを感じさせてくれ、尊敬の念を持たせてくれる女流棋士のひとりです。

2013年に同門の及川拓馬六段と結婚。女の子のお母さんでもあります。現在二人目を妊娠されているそうです!!

伊藤 沙恵/女流二段

伊藤 沙恵

Sae Ito
生年月日:1993年10月6日
出身地:東京都武蔵野市
師匠:屋敷伸之九段

伊藤女流二段にしか指せない、玄人好みの独特な将棋に引き込まれること間違いありません!!

2017年度、伊藤女流二段の活躍はめざましいものでした。合計6タイトルある女流タイトル戦のうち、4タイトル戦で挑戦者となり、将棋大賞(2017年度)では優秀女流棋士賞、女流最多対局賞も受賞。

伊藤女流二段ほどの実力派女流棋士ならば、通常ならタイトルホルダーになっているはずですが、すべて相手が女流棋界第一人者、里見女流五冠であったことは不運であったと同時に、里見女流五冠がいかに高い壁なのかを実感させられました。

居飛車と振り飛車両方指しますが、将棋は独特の”受け将棋”であり、あまり見ない棋風。玄人受けするタイプの将棋です。

伊藤女流二段本人も、華やかと言うより地味であまり目立たないタイプながら、芯はとても強い印象があります。

将棋の内容も伊藤女流二段本人も”玄人志向”。実力派女流棋士の中でも今後特に注目して頂きたい女流棋士です!!

加藤 桃子/奨励会初段

加藤 桃子

Momoko Kato
生年月日:1995年3月9日
出身地:静岡県牧之原市
師匠:安恵照剛八段

女流棋界実力者のひとり。居飛車本格派の重厚な将棋と、寄せの鋭さにはきっと舌を巻くことになるはずです!!

愛称「カトモモ」「桃ちゃん」
と呼ばれ、親しみやすく性格も良いため、ファンの多い棋士です。加藤奨励会初段、厳密には女流棋士ではなく、プロ棋士養成機関の奨励会に所属し棋士を目指している、奨励会初段の若手注目株!

この点は西山朋佳女王と同じ立場です。筆者は以前、加藤奨励会初段がタイトル戦解説会で聞き手を務めていた時に観戦したのですが、愛読書は「森下の矢倉」です。と答えていて、プロ棋士を目指している人は青春を将棋に捧げているのだ!!と感動した記憶があります。

将棋は居飛車党本格派であり、振り飛車党の多い女流棋士とは居飛車VS振り飛車の対抗型になりやすく、加藤女王は愛用する”居飛車穴熊”を目指すことが多い印象です。

ライバルである里見女流五冠との対局は、女流棋界ゴールデンカードのひとつ。大熱戦必至、要注目です!!

※「森下の矢倉」1995年に出版された、森下卓九段による自戦記。第一次全盛期と言える頃の森下九段の重厚な指し回しが堪能できる書籍です。

里見 香奈/女流四冠

里見 香奈

Kana Satomi
生年月日:1992年3月2日
出身地:島根県出雲市
師匠:森けい二九段

女流棋界第一人者の圧倒的強さ、鋭さ、切れ味、里見将棋すべてが必見です!!

「出雲のイナズマ」そんなキャッチフレーズがあるくらい、特に終盤の切れ味はスゴイものがあります。

生粋の振り飛車党でどんな振り飛車も指しますが、ここ数年は居飛車を指すことも増えています。

里見将棋の特徴はとても鋭く、相手のわずかな隙も見逃しません。以前は終盤戦の切れ味がスゴイわりに、序盤戦が少し粗い印象はありましたが最近は飛躍的に良くなってきています。

里見女流四冠は関西所属ですが、同じ関西所属タイトルホルダー菅井竜也王位が「里見さんほど将棋に打ち込んでいる女流棋士はいない」と断言するほど、対局のない日も関西将棋会館に通いつめ勉強を続ける努力の人です。

それまでの第一人者であった、清水市代女流六段から実力でその座を受け継いだ女流棋界第一人者。
三段までいった奨励会は年齢制限で退会し、残念ながら女性初の棋士は叶いませんでしたが、これからも女流棋士として大活躍してくれることでしょう。

実妹に里見咲紀女流初段がおり、お互いに切磋琢磨し合う間柄です。

おわりに

女流棋士に関する事柄と、女流棋士10名を見て参りました。
いち将棋ファンとして、これからの女流棋界発展を願っています。

紹介させてもらった女流棋士は実力があり、魅力あふれる棋士ばかりです。

華やかさに注目してしまいがちですが、この記事をきっかけに女流棋士そのものに関心を持って頂ければ幸せに思います。

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