お酒を飲むとすぐ顔が赤くなる人はガンになりやすい!?
- 投稿日:
- 最終更新日:2017年06月04日

お酒を飲むとすぐ顔が赤くなる人っていますよね?はい私です。
お酒を飲んでも、テンションが上がるのは一瞬だけ。頭痛が酷く、飲み過ぎると吐き気まで併発します。
顔は真っ赤になり、心拍数は心臓の音が感じられるまで上がります。
実はこれアルコールのフラッシング反応と呼ばれるもので、身体が発する危険信号だったのです。
お酒によるフラッシング反応
お酒に含まれている、アルコールは肝臓でアセトアルデヒドという物質に変換されます。
その後、ALDH(アセトアルデヒド脱水素酵素)により酢酸へ変換され、最終的に水と炭酸ガスに分解され排出されます。
しかし、顔がすぐに赤くなってしまう人は先天的にALDH(アセトアルデヒド脱水素酵素)の働きが弱く、アセトアルデヒドの分解が遅い為、体内でとどまる時間が長くなってしまいます。
結果アセトアルデヒドの影響により、顔が赤くなったり頭痛・吐き気・心拍数の上昇を併発するのです。
このアセトアルデヒドはとても毒性が強く、自動車の排気ガスやタバコの煙、合板の接着剤に含まれている大気汚染物質と同じで、発がん性物質でもあります。
この作用により、口腔がんや食道がんになるリスクが顔が赤くならない人に比べ上がるということです。
お酒によるフラッシング反応は遺伝性なので、現在治療法はない様です。
東アジア人の半数である約50%が遺伝的にフラッシング反応が出るようです。
お酒を飲み続ければ、お酒に強くなる!?
良く言われている俗説ですが、ある意味正解とも言えます。
というのも、お酒に弱い人がお酒を飲み続けると耐性ができます。
耐性により、様々な不快感が緩和されます。
しかし、これは脳が不快感を軽減する為にフラッシング反応を抑えているだけで、体の中で起こっている事は変わっていないのです。
一番最初にお酒を飲んだ時の事を思い出してください。
その時にフラッシング反応が出た人はお酒を飲み過ぎる事は控えた方が良いです。
お酒に強く(にぶく)なってもアセトアルデヒドの分解スピードは変わっていません。
まとめ
私は、フラッシング反応が出まくるので、お酒を飲むのを控えるようにしていましたが、こんな恐ろしい事が身体の中で起きていたとは思いませんでした。
皆さんも、お酒を飲んだらすぐ顔が赤くなったりするフラッシング反応が目に見えて分かる人がいたら、飲みすぎを控えるように助言してあげてください。
社会人であれば、呑み会でお酒を飲むことを強要される場面もあるかと思われますが、そんな時は「殺す気か!」と強気で拒否していきましょう。